育毛成分「ビュリクシール」の効果と成分を詳しく解説

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育毛成分「ビュリクシール」は、イタリアのROELMI社(ROELMI HPC)が開発した、ノコギリヤシ・ボラージ・フラックスシード・小麦胚芽・欧州松樹皮・ライ麦といった植物由来成分から作られた100%天然オイルの混合成分です。

このビュリクシールは、医薬品でもないのに脱毛分子DHT(ジヒドロテストステロン)を抑制できるのが最大のメリットです。しかも!植物由来成分なので、副作用の心配ありません。
そこで、今回はビュリクシールの効果について詳しくご紹介を致します。
育毛成分「ビュリクシール」の効果と成分を詳しく解説

効果

脱毛分子DHT(ジヒドロテストステロン)がFAGA(女性男性型脱毛症)の原因と言われています。このジヒドロテストステロンは、男性ホルモン「テストステロン」に「5αリダクターゼ」という酵素が結びついた時に生成され、毛髪の元となる細胞(毛母細胞)の働きを低下させることが分かっています。それによって脱毛が引き起こされると言われています。

男性ホルモン「テストステロン」は男性だけが持つものではなく、女性もこのテストステロンを副腎や卵巣で分泌しています。血中テストステロン値で比べると、男性の5~10%と言われています(健常成人の場合)。

ビュリクシールと同様に脱毛分子DHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する動きがあるとして、美容外科クリニックでも広く使用されている育毛成分「フィナステリド」と比較した実験結果をご紹介を致します。

ビュリクシールとフィナステリドを比較し実験したグラフ
出典元:Journal of Cosmetrogy and Tricology

上のグラフは、世界的な文献である「Journal of Cosmetrogy and Tricology」で発表されたものです。薄い緑色がフィナステリドで、その右にあるのがビュリクシール(30μg・60μg・100μg)です。ご覧のとおり、フィナステリドと比べても大差が無いほど脱毛分子(DHT)を抑制しているのが分かります。

また、その文献にはこのような実験結果も記載されています。

after 24h treatment, dosage of DHT in cell culture is reduced 13.9% by finasteride, 10.9% by nutritional complex at 100 μg/ml, 9.3% by the nutritional complex at 60 μg/ml, 6.1% by the nutritional complex at 30 μg/ml and 9.6% by Serenoa repens comparing to negative control.

Moreover, after 48 h treatment DHT is reduced 31.7% by finasteride, 24.7% by the nutritional complex at 100 μg/ml, 20.4% by the nutritional complex at 60 μg/ml, 11.3% by the nutritional complex at 30 μg/ml and 29.2% by the Serenoa repens, compared again with negative control.

24時間後、細胞培養中のDHTの投与量は、フィナステリドにより13.9%、100μg/mlのビュリクシールにより10.9%、60μg/mlのビュリクシールにより9.3%、30μg/mのビュリクシールにより6.1%減少します。

さらに、48時間後、フィナステリドではDHTが31.7%減少。100μg/mlのビュリクシールで24.7%、60μg/mlのビュリクシールで20.4%、30μg/mlのビュリクシールにより11.3%します。

さきほどのグラフからDHT(脱毛分子)の抑制率をまとめるとこのような結果になります。

  24時間後 DHT(脱毛分子)の抑制率 48時間後 DHT(脱毛分子)の抑制率
フィナステリド 13.9% 31.7%
ビュリクシール100μg/ml 10.9% 24.7%
ビュリクシール60μg/ml 9.3% 20.4%
ビュリクシール30μg/ml 6.1% 11.3%

このように、脱毛分子(DHT)を抑制する効果がフィナステリドと同様にビュリクシールにあることが分かります。フィナステリドの方がビュリクシールより数値的には上回っていますが、フィナステリドには男性機能障害・肝機能障害などの副作用があります。また、フィナステリドは男性のみしか使用することができませんが、ビュリクシールは、植物由来成分から作られた100%天然オイルの混合成分で副作用の心配もなく、男女ともに使用することができます。

こちらがビュリクシールの主成分であるノコギリヤシ・ボラージ・フラックスシード・小麦胚芽・欧州松樹皮・ライ麦の効果です。

成分名 効果

ノコギリヤシ

ノコギリヤシ

ノコギリヤシとは、米国東部を原産地とするヤシ科の植物で、その果実から絞り出されたエキスです。もともとは、前立腺肥大に効果が期待される成分ですが、最近の研究で脱毛の原因である5αリダクターゼと呼ばれる酵素の働きを阻害し、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する働きを持っているとされています。

ボラージ

ボラージ油

ムラサキ科植物ルリジサ(ボラージ草)の種子から抽出し得られるエキスです。フランスや中国、中東地域で主に分布し、1600年代のヨーロッパでは、花や茎をワインの香りづけに使用していたそうです。母乳にも含まれるγ-リノレン酸が多く含まれており、ホルモン分泌を調整する作用があるため月経前症候群(PMS)の緩和に効果があると言われています。化粧品の原料として利用すると、肌になめらかさと弾力感を与え、保湿効果やシワの予防効果、皮膚を柔らかくするはたらきなどが認められています。皮膚刺激性はほとんどなく、アレルギー(皮膚感作)もほとんどないため、安全性の高い成分です。

フラックスシード

フラックスシード

フラックスシードは、亜麻仁油(あまにゆ)の亜麻の種です。亜麻仁油は少しクセがあり好みが分かれますが、フラックスシードは、クセもなくとても食べやすい食材です。フラッグシードにはα-リノレン酸が豊富に含まれており、コレステロールや中性脂肪を低下させて血流をよくする効能が期待出来ます。そのため血行が促進され発毛効果が期待できる成分です。

小麦胚芽

小麦胚芽

小麦は、パンやうどん・ホットケーキなどの多くの食べ物の原料となっていることはよく知られています。この小麦は、「胚乳」・「外皮」・「胚芽」の3つの部分に分けられます。胚芽は約2%という割合しかありませんが、「栄養の宝石」とも呼ばれるぐらいタンパク質・脂質・食物繊維・カリウム・リン・ビタミンEなどの栄養がたっぷり詰まった部分です。

欧州松樹皮

松樹皮エキス

欧州松は、フランス南西部の大西洋沿岸だけに生育する松です。欧州松樹皮エキスには、40種類以上もの水溶性フラボノイドが含まれていて、強力な抗酸化作用があることが分かっています。また、フランスでは、血管を強くする働きがあるとして、30年以上も利用されている成分です。

ライ麦

ライ麦エキス

ライ麦は、イネ科の二年生植物で、小麦に似ていますが丈が高く1.5~2メートルほどの高さになります。食物繊維が豊富でそのほかにも、皮膚や粘膜を保護する働きがあるビタミンB1とB2が多く含まれています。また、ミネラルなどの栄養も多く含まれています。

 

 

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